2002-12-1

徹底比較「創価学会と北朝鮮」

創価学会職員OB座談会 創価学会は「日本の北朝鮮」だ
 「永遠の指導者・池田センセイ」と「偉大なる将軍様」の共通点

古谷 博(元・創価学会本部組織センター)
小川 頼宣(元・創価学会本部広報室)
押木 二郎(元・東洋哲学研究所)  

「本当にうちとそっくりだ」――拉致家族報道にともなって、連日のように放映される北朝鮮や金正日総書記関連の映像をみながら、創価学会幹部はこうつぶやくという。とりわけ学会中枢に身を置き、創価学会の実態と池田大作名誉会長の実像を知る専従職員にとって、その思いはより大きいのではないだろうか。「偉大な将軍様」と崇められる金正日総書記と、新会則で「永遠の指導者」と位置づけられた池田大作氏……その共通点と違いを、物いわぬ現職の職員に代わって職員OBの三氏に語っていただいた。

 ――北朝鮮と創価学会、金正日総書記と池田大作氏、実に似ていますよね。

古谷 以前からそっくりだとは思っていましたが、最近の詳細な報道でより強く感じるようになりました。  
小川 表に出ている現象面も、裏に隠れている背景や体質も、驚くほど共通しています。  
押木 テレビで金正日の姿をみながら、この瞬間に全国でどれだけの人が池田大作の姿を思い浮かべているだろうかと想像してしまいます。  

――端的に両者の似ている点をあげると、まず……。

 (異口同音に)体型!(笑)。  
古谷 金正日は身長一五四センチ体重八五キロ、私の記憶では池田大作は一六〇センチ弱で八八キロ。典型的な肥満タイプです。ともに美食家で大食漢、ともに世界有数の独裁者ですから当然かもしれませんが、わがままなところも共通しています。性格的には気性が激しくて短気なところ。もっとも池田の場合は小心ですから、知らない人がいるところではそれを表に出さない。そのかわり、怒っても大丈夫という安全な場では修羅のようになります。  
小川 接する相手を値踏みして、利用価値があると思えばなりふりかまわず籠絡する池田の技術は超一流です。たとえば要人と会う際には、出迎えや接待などに意を凝らし、意表をつく行動で相手を恐縮させる。金大中韓国大統領が訪朝した際に、金正日が空港まで出迎えて訪朝団やマスコミを驚かせましたが、創価学会でも同様の手法をしばしば目撃しました。  
古谷 そして、何といっても「女好き」のところ。喜び組と第一庶務の存在は象徴的ですね。ただ少し違うのは金正日はある程度おおっぴらで、しかも周囲の取り巻きにも恩恵のおすそ分けがあるようです。池田の場合は自分だけで、気づかれないようにしています。金・池田ともに、女性側が自分は選ばれたという誇りをもっているところは同じですね。  

――神格化と個人崇拝は最大の共通点と思われますが、池田氏の神格化はいつごろからと考えますか。  

小川 戸田(城聖)会長の死去後、池田就任まで二年間の空白がありますが、その二年に神格化のルーツがあるでしょう。まず戸田先生の神格化を演出しています。会長職を継いだあとに自分を神格化するための布石ですね。  
古谷 同様に北朝鮮では、実際にはハバロフスクの奥で生まれたにもかかわらず、白頭山で生まれて抗日パルチザンで活躍したなど、生まれや経歴を美化して金日成の神格化が図られています。ですから、池田大作にとって戸田城聖は金日成になるわけです。実際の戸田会長は、酒好きであることや女性関係など自分の弱みも隠さない、実にざっくばらんな人でしたのにね。すでに池田参謀室長時代、東京の下町では「参謀室長はなにかすごい人のようだ」という話が、口コミで耳に入ってきていました。いま思うと、参謀室員をはじめとする男女青年部を使って意図的に流していたのでしょう。  
押木 一方で、牧口(常三郎・創価教育学会会長)門下生の原島宏治さんや辻武寿さんなどを抱き込んで、会長就任工作に走るわけですね。戸田会長は「お前たちで決めろ」と後継者を指名しなかったし、石田次男さんという強力なライバルがいたわけですから必死だったのでしょう。ところが、そうした会長就任レースを糊塗して継承の正当性をアピールするために、戸田城聖との出会い・入信神話がつくられます。  

「神話」を捏造し徹底教育

 ――入信神話といえば、池田大作自身が山本伸一の名前で登場する『人間革命』ですね。戸田氏から特別の言葉をかけられ、朗々と詩を朗読したことになっています。
 

押木 『人間革命』も池田神話に大きな貢献をしましたね。この小説の著者が実は池田ではなく、本当の著者は篠原さん(善太郎・故人)だと知ったときは、相当ショックを受けましたが、新入社員当時、創価文化会館に篠原さんが毎日のように出入りしていたのを思い出して、「あれだったのか」と思い当たった。三階にあった職員用の黎明図書館の隣に彼専用の書斎があったのを覚えています。関連企業とされる東西哲学書院の社長ではありましたが、私がいた人事部では本部職員としてみなしていなかった会社です。なぜ学会本部でこんな特別待遇をされるのか、と不思議に思っていました。  
古谷 私が入社した直後ですから四十四〜四十六年にかけてですが、文化放送から全国ネットで『人間革命』のラジオ放送をしていたことがあります。早朝の五時半から、女性ナレーターが朗読する番組で、その担当を命ぜられました。局側がつけてくれたシナリオライターのUさんが原文をチェックして、毎日シナリオができてくる。ところがUさんは、脈絡の不一致や流れの不自然な部分を指摘して「直したい」といってくる。帰社して上司だった秋谷さん(栄之助・現会長)や岡安さん(博司・現創価大学理事長)に報告すると、「うーん」とうなるだけ。やっと「箱根研修所に篠原善太郎さんという人が行っているから、OKをもらえ」との指示が出ました。何度か電話をかけてやっと通じて事情を話したら、彼は「お前は何者だ、誰にいわれてかけている」と烈火の如く怒りはじめた。「秋谷総局長たちです」というと、「なに、秋谷・岡安か」と呼び捨てです。「絶対に許さん」と電話を切られてしまった。二人に報告すると「困ったな」というだけ。もう放送時間が迫っているし、強引に進めてしまいました。このときから、篠原善太郎さんが『人間革命』に特別な関わり方をしていることがおぼろげながらわかってきた。  
押木 私の場合は昭和四十七年です。聖教新聞社書籍編集部での最初の仕事が『池田会長全集』の手伝いでした。潮文庫だか聖教文庫だか、ともかく最新版の『人間革命』をコピーして原稿用紙に貼りつけ、原稿をつくります。ところが、その原稿を多部数コピーし、関係者に渡してチェックしてもらうのだという。篠原善太郎、原田稔、松本和夫など、五〜六人いたでしょうか。後日、原稿が返ってくると思い思いに赤字(修正)が入っている。それを見比べて、適当な直しを採用して決定稿にする。そのときは「なぜ先生の書いた本に勝手に手を入れるのか」と思いましたが、彼らは実際の著者と代々の新聞編集の『人間革命』担当者だった。池田本人が書いたのではないから、気楽に直せたんですね。  
小川『人間革命』は創価学会の歴史と池田の履歴を偽造して池田神話を定着させる道具になりましたが、北朝鮮では金正日の神話化が教科書で行われているようです。少年時代から天才的な能力を発揮していたとか、理科の問題にまで「敬愛する将軍様」が登場する。  古谷 偽造といえば、共産圏では写真の偽造は当たり前で、とりわけ北朝鮮ではそれが激しいと聞きます。創価学会でも、写真や音声の改竄は日常茶飯事でした。原山正征写真部長は写真の改竄・捏造が得意でしたし、私たちも池田大作の講演テープをしょっちゅう修正していました。彼は大きな会合の講演でも、仏教用語など重要な言葉をしばしば間違える。そこで実際には話していない言葉を合成してつくり、テープを仕上げてしまうんです。  
押木 池田会長就任後に創価学会は急拡大した、との神話もありますね。たしかに拡大もしましたが、虚数も多い。  
古谷 各種の裁判で提出される創価学会側の訴状では、常に八二一万世帯・一二〇〇万人を擁する公共性・公益性のある団体だと書いているそうです。しかし公明党は比例区で八一八万票しかとっていない。  
小川 最終的には創価学会の世帯数は山崎尚見さん(副会長・広報室担当)が、コンピュータで集計された実世帯の一覧表をみながら決めていましたよ。「どのくらいにしておこうかな」と。  
古谷 西口浩君(副会長・故人)が広報室長になって、テレビ朝日の「朝まで生テレビ」に出演して、「すでにやめた人が一千万人近くいる」と問題発言をした。どこか冷めたところがあったから、つい口が滑ったのでしょう。どちらにしても創価学会の公式発表は、北朝鮮の場合と同じぐらいに信用することはできません。
 
――北朝鮮では国家をあげて神話化を推進しますが、創価学会は宗教団体ですから独特の工夫があるのでは?  

古谷 一つは口コミですね。幹部を通して日頃から「池田先生は特別な人」との刷り込みがありますから、記念撮影や文化祭など直接池田と接する場で、感情移入の激しい人は顔をみただけで「ワァー」と泣きだしてしまう。すると周りがそれにつられて、集団催眠にかかったようになって感激が伝染する。会長就任後すぐに流された口コミが、「池田先生はなんでもご存じだ。一目で見抜いてしまう」というもの。それがけっこう効きますし、彼もまたうまい。「知ってるよ」と声をかけられただけで、婦人部・女子部などすぐ涙です。「皆さんのことはすべて知っています」が彼の常套句でした。  
小川 そこが戸田先生と違うところ。戸田先生はべらんめえ調で本音で講義もするし会員と接していた。池田の場合は表と裏が全く違い、会員の前では演技をする。情報網を張りめぐらして事前にチェックして……。  
古谷 北朝鮮は演出された国家ですが、池田大作もしばしば演出をします。彼があるときから突然あざやかにピアノを弾きだして、みんなを驚かせたことがあります。音源を別に用意しておいて、実際は弾くふりをするだけというカラクリがわかるのに一年近くかかりました。その間、全国津々浦々で「先生はどこで練習したのか」と話題になっていた。いまでも信じている人が多いのではないでしょうか。  
押木 それ以前に何度かピアノに向かっている姿を見ていますが、もともとは指で鍵盤を叩くだけでしたね。  

――世間の目でみた場合、「創価学会と北朝鮮」というとまず人文字とマスゲームです。とりわけ国立競技場で行われた東京文化祭の人文字の印象が強いですが。  

古谷 
国立競技場では昭和三十九年と四十二年の二回です。一回目は人文字の変化を旗を振って指示していましたが、二回目はそれが電光表示になって「動く人文字」が注目されました。半年ぐらい各地の河川敷などで毎日のように人文字の練習を繰り返したものです。その記録映画がすごい反響で、一六ミリフィルムにしたものを贈呈などで全国にばらまいたのですが、それが北朝鮮に行ったとあとで聞きました。それからしばらくの間は創価学会のほうがかなりレベルは上だったと思いますが、ここ数年は完全に北朝鮮のほうが上ですね。日本やアメリカ、ヨーロッパから専門家が入って、コンピュータを使った最先端の技術を駆使して洗練された演技を展開しているようです。訪朝した国会議員などが一発で、コロッと参ってしまうのはわかるような気がします。
 東京文化祭も、現在の北朝鮮が一糸乱れぬ姿をみせて国威発揚を図るのと同じ狙いがあったのは当然です。  
小川 東京文化祭には政治的な意図もあったと思います。昭和三十九年前後の政治的なテーマは、小選挙区制と日韓問題。池田大作は当時、小選挙区制反対のためには自分がデモの先頭に立って百万人を動員して国会議事堂を囲むと発言しています。彼の共産党に対するコンプレックスの一つは、六十年安保でみせた共産党のすさまじい動員力と院外での街頭活動。共産党と公安に対して、「うちがデモをやればもっとすごいことになる」と文化祭を通してみせつけたブラフではないでしょうか。

 洗脳効果バツグンの人文字  

古谷 池田発言を聞いて、私は別の感想をもちました。国会を取り巻いて暴動も起こす、青年たちを暴力的に駆り立てることも辞さない、という迫力があった。追い詰められたら核ミサイルだって発射して、民族を滅ぼすことさえ厭わないという金正日の発想に似た、開き直ったところがあると思います。  
小川 七十年安保を前にして新学同(新学生同盟・創価学会学生部による学生運動組織)が結成されたのが昭和四十四年でした。代々木公園での大集会の前に、青木亮青年部長(現・副理事長)がこんな話をしていました。「都内各所を回って全共闘のデモをチェックした。彼らのデモの仕方は甘い。われわれだったら、こことここでダンプカーを炎上させる。すると首都圏の交通網は直ちに遮断される。そこで動かなければダメだ」と。すごく危ない話をニコニコしながらしゃべっていたのが印象的でした。  
古谷 ルーマニアのチャウチェスクが北朝鮮のマスゲームに感動し、帰国してすぐに青年たちにやらせたそうです。全体主義的傾向の人たちにはこたえられないのでしょうね。  
小川 演技者はすべて池田大作に向かって演技するのだから、こんなに気持ちのいいものはない。  
押木 高校時代と学生時代と二回、人文字で参加しましたが、たしかにみんな池田大作にみせるつもりでやっていた。来賓なんか眼中にない。  
小川 来賓席でみると、すごく感動しますよ。池田大作に向けての熱い視線を、来賓は自分たちへだと錯覚する。
 マスゲームの教育効果は、演技者が組織の一員であることを体で教えられること。組織を乱すと全体が壊れることを体で感じさせる教育効果があります。  
押木 体を痛めつけて辛い思いをすると、終わったあとにものすごい達成感と喜びがありますからね。文化祭は、洗脳教育の最たるものといえるでしょう。  
小川 文化祭の練習では、技術指導と信心指導の担当がそれぞれつきます。技術指導は専門家が担当し、信心指導は幹部が担当する。精神面では、視点を池田大作ただ一点にしぼって指導し、数ヵ月にわたって、池田への思いを体を通して表現させることを繰り返すのですから、洗脳教育で文化祭のはたした役割は極めて大きい。その意味では、古谷さんはA級戦犯かもしれませんね(笑)。 古谷 反省しています(苦笑)。  
押木 本部職員は、それぞれある程度の実態を知りながら池田教に貢献してしまっていますから、みんな共犯でしょう。それだけに、罪滅ぼしの自覚が必要ですね。  

――文化祭に池田名誉会長を迎えることができるかどうかも、地元にとっては深刻な問題なのでしょう?  

古谷 ええ。最大のテーマです。「行く」と約束しておきながら行かない場合も多いのですが、それも地元幹部の祈りが足りないせいだといわれる。来たとなれば、すさまじい接待の体制を組まなければなりませんから、また大変です。池田を迎える文化会館では、五〇〜六〇畳の中程度の広間が貢ぎ物の山でいっぱいになりますからね。  
小川 中部の文化祭を岐阜でやったことがあります。私は広報担当で行っていたのですが、太田昭宏(現・公明党幹事長代理)が運営本部を担当していました。本番前夜に会場の運営本部で最後のツメをやっているときに、池田から「明日の成功を祈って勤行をしよう。全員いらっしゃい」と指示があった。太田昭宏は実に憮然とした表情をしていましたね。運営側に立ったらその気持ちはわかるんです。最後のツメで一分一秒も惜しいときに、迷惑以外のなにものでもない。まして岐阜文化会館まで時間がかかる。池田のもとへ向かう車の中で彼は「気違いだよ。これで事故が起こったらどうするんだ」といっていました。  
押木 洗脳教育でいえば、北朝鮮では小学生の世代から「偉大な将軍様」と教え込む。アジア大会の応援で韓国に来た喜び組の女性たちも、「将軍様のおかげ」とか「将軍様に感謝」とインタビューに答えていました。創価学会でも、創価学園・創価大学はもちろん高等部・中等部・少年部の未来部を通して「池田先生」を刷り込んでいきますね。  
古谷 言論問題の直後など、子供たちに「大人になったら、池田先生を迫害した社会に復讐しろ」と教えていた担当幹部もいました。  
小川 教育は決め手になりますから、判断力のない高・中・小の世代への洗脳教育は恐ろしい。中国の紅衛兵だって、同じ世代でしょう。  
押木 キム・ヘギョンちゃんが将来の夢を聞かれて、党の指導者になりたいと答えていた。同様に池田教で洗脳教育された子供たちが専従職員や幹部、あるいは議員をめざしたり、一般社会にでた者は草となって「いつか先生にお応えする」という機会をうかがう。目に見えないところで、日本の北朝鮮化が進んでいるような気がしてなりませんね。  

監視・密告・権力の二重構造  

古谷 もう一つ重要な共通点は、監視・密告制度。北朝鮮が監視社会であることはよく知られていますし、高級官僚の家でも盗聴器がついているといいますが、創価学会の場合には学会本部の連絡局や第一警備部(特別警備)が中心になって、金城会(池田警備グループ)や創価班(会合運営グループ)を使って同様の機能をはたします。加えて、そのときどきで特殊グループを編成してターゲットを監視する。近年では、広宣部という組織が暗躍しているといわれます。監視・尾行はもちろん、盗聴も実施しているかもしれません。  また創価学会では密告が制度化しているわけではありませんが、それ以上に不気味なのは、婦人部・女子部を中心とした「指導を受ける」という体質が日常化していること。自分の身辺の様子を包み隠さず幹部に語り、これからどう行動したらいいか指導を受ける。たとえば家庭の団欒のなかで、夫が池田に対する批判的な言辞をもらしたり言動を示せば、妻や娘を通して即座に幹部に伝わってしまいます。  
押木 山本伸一になぞらえて若手最高幹部のグループ「伸一会」をつくったときも、同時にその妻たちのグループ「伸峯会」を発足させて、カネ(香峯子)夫人に仕切らせていました。下手なこというとすぐに女房が報告してしまう、亭主の監視用のグループだ、と伸一会メンバーも嫌がっていた。  
小川 池田体制の二重構造です。実際には第一庶務が創価学会をコントロールしている。共産主義国家での、国家と党の関係にそっくりです。国家より党のほうが上であり、創価学会執行部より第一庶務のほうが上なんです。  
押木 池田家統制ですね。  
小川 池田家と、執事の第一庶務という関係。その執事に秋谷会長以下、たばになってもかなわない。一方、外国からの被害はすべて国家が受けるように、創価学会にかかる血しぶきは全部秋谷さん以下の首脳が受ける構造です。  
押木 こうやって一つひとつ指摘していくと際限がないくらい、北朝鮮と創価学会はよく似ています。ここらで、残った共通点を列挙してみませんか。  
古谷 言論封殺、中傷誹謗、暴力的・謀略的・批判拒否的・嘘つき体質、批判者の排除、側近の離反、外部情報の遮断と内部情報の操作……。  
小川 両者を対比した形では、聖教新聞と労働新聞、脱北者と脱会者、独裁国家と独裁教団、主体思想と創価思想、拉致と恫喝、肥える池田大作と痩せる会員=肥える金正日と飢える国民、平壌放送とテレビ・ラジオで大量の宣伝広告……。  

――まったくきりがありません。ところで、現在の北朝鮮は国内的にも国際的にも行き詰まって、核や生物兵器などのカードをちらつかせています。創価学会が崩壊に追い込まれるような事態になったとしたら、北朝鮮同様の危険な要素はあるでしょうか。  

小川 ええ。創価ファシズムは、行き詰まれば創価テロリズムになる可能性があります。  
古谷 そこまでいきますかね。  
小川 「日蓮を悪しく敬はば国滅ぶ」です。悪しき日蓮主義者にはもともとそういう体質がありますから、いくかもしれません。やるだけやらせて、自分は海外逃亡です。  
古谷 そういえば、海外の隠し資産の問題があります。金正日はスイス銀行をはじめ各国に数十億ドルの預金があって、いざというときには逃げ出せる用意をしているといいます。池田大作も、スイス銀行などにそれ以上の隠し預金があるとの噂が絶えません。確証がないのが残念ですが。  
小川 逆にうまくいって、池田創価学会がより政権の中枢を握るようになれば、監視・密告体質が公然化したり、北朝鮮のような公開処刑が制度化されるかもしれない。  古谷 銃殺こそしないが、社会的に抹殺するとか……。  
小川 すでに乙骨正生さん(小誌発行人)なんか、公開処刑同然の仕打ちを受けているではないですか。機関紙・誌はもちろん、系列出版社の媒体を総動員して誹謗中傷していますし、言論封殺を意図した訴訟を何件も起こされている。つい最近は、出版社からの原稿料・コメント料まで差し押さえしようとしています。民間の一宗教団体の現在ですらこれだけのことができるのですから、政教一体がさらに進んで国家権力をもったらどんなにひどいことになるかわかりません。まして国家権力には、軍隊と警察という二つの暴力装置がありますからね。  
押木 現時点での金正日と池田大作の最大の違いは、国家権力を直接掌握しているかどうか。しかし、それも政権与党の一員としてすでに足掛かりはできはじめた。北朝鮮というモデルケースを通じて、全体主義や独裁者に率いられる異常な集団の恐ろしさが日本人にもよくわかってきましたが、今のところはひとごとです。日本国内にも北朝鮮と同じ体質の団体があることに気づいてもらいたいですね。  
古谷 そして、目先の利益誘導に動かされたり恫喝に屈したりすることなく、毅然とした姿勢で臨んでほしいものです。

(ふるや・ひろし)昭和十七年三月生まれ。同四十四年入社。聖教新聞社広報総局、広報室等を経て創価学会本部組織センター広宣局副部長。同六十二年退職。芸術部書記長、文化本部副書記長など一貫して文化活動を担当、特に各種文化祭の責任者を長く務める。

(おがわ・よりのぶ)昭和二十一年三月生まれ。同四十四入社。九州本部庶務部、九州文化会館を経て同五十三年創価学会本部広報室に異動、広報部副部長。同五十七年退職。九州青年部長、男子部全国主任部長、第四東京副青年部長等を務める。

(おしき・じろう)昭和二十三年十二月生まれ。同四十六年入社。創価学会本部人事部、聖教新聞社書籍編集部を経て財東洋哲学研究所出版事業部副部長。同六十年退職。埼玉県男子部書記長、同副青年部長、壮年部では圏書記長、埼玉県副書記長等を務める。

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