2004-2-1
信濃町探偵団――創価学会最新動向

●自民党大会(強まる自・公連携)
・1月17日付「公明新聞」「自公連立さらに緊密に」「政策すり合わせて前進を 民主の
“分断作戦”断じて打破 自民党大会で神崎代表」
 「公明党の神崎武法代表は16日午前、都内のホテルで開かれた自民党の第70回定
期大会に来賓として出席し、祝辞を述べた。
 小泉純一郎首相(党総裁)はあいさつで、『昨年の衆院選において、連立のパー
トナーである公明党としっかりとした安定勢力を確保できた。自民、公明が、国民
からいただいた安定した連立の基盤に立って、改革の芽を大きな木に育てるのが責務だ』と述べた」
 「神崎代表のあいさつ要旨は次の通り。
 一、本日は第70回自民党大会の開催、まことにおめでとうございます。先の衆院
選において、自民、公明両党で絶対安定多数の議席を確保できたのは、両党の信頼
関係、協力関係がますます深まってきたことの結果だと思う。
 一、公明党が連立政権に入って4年が過ぎ、5年目の節目を迎える。当初、連立
に加わる際は、『自民党と、くっついて公明党は消滅する』と言われた。ところが
、最近、野党第一党(民主党)の党首(菅直人代表)は、公明党を(米SF映画の)エ
イリアンになぞらえ、公明党が自民党をコントロールしている、と暴言を吐いている。天下の自民党に対し失礼千万な言だと思う。
 一、これは、自民党と公明党の関係が成熟し、小泉首相の下でさまざまな改革が進んでいることに対する驚きと嫉妬の念ではないか。そこに自・公を分断しようという意図を感じる。ある有名な哲学者の言葉に『嫉妬は驚きの裏返しだ』とある。内面の驚きを隠そうとして、かえって人を陥れ安心を得ようとする。それが嫉妬だ、と言っている。まさにその通りだと思う。『自公分断作戦』に紛動されることなく、連携を密にして今後とも進んでまいりたい。
 (中略)
 一、今年の夏に予定されている参院選は、自公両党が協力関係を深めることによって、ともに勝利できるよう頑張ってまいりたい」

 ※自民党大会での自・公両党の党首あいさつは、自民党と公明党がいまや蜜月などという言葉を通り越し、一体化しつつあることを示している。
  その経緯と背景については今号の特集をご参照あれ。

●公明党新春賀詞交換会
・1月10日付「公明新聞」「安倍自民党幹事長、石原知事ら各界代表が期待の声」
 「公明党東京都本部(山口那津男代表=参院議員)の新春賀詞交換会が9日午前、都内で開かれ、公明党の神崎武法代表、はまよつ敏子代表代行(参院選予定候補=比例区)、太田昭宏幹事長代行、藤井富雄常任顧問(都議)、沢ゆうじ広報局次長(参院選予定候補=東京選挙区)らと、政界・経済界・労働界から多数の来賓が出席した」
 「公明議員の発想力に期待――石原慎太郎・東京都知事
 議会の質疑応答で私がいつも感心しているのは、公明党の議員さんは、ほかの政党が考えない、とんでもなく新しい、私も初めて聞くような提案をされることです。(中略)
 例えば、東京は国に先んじて(会計制度に)複式簿記を導入しますが、これに率先して、最初に呼応してくれたのが公明党です。公明党には公認会計士の資格をもつ希有な逸材もいらっしゃる。会計方式だけでなく、新しい試みにすぐ呼応してくれる公明党は、都庁側にとって非常にありがたい存在です。こうした事例を積極的に積み重ねることで、東京から日本を変えていくつもりですので、今年も公明党の皆さん、よろしくご協力お願いします」
 「労働者の声真摯に受け止める公明――草野忠義・連合事務局長
 連合は働く者、国民の立場から政策課題についてさまざまな提言を出していますが、公明党東京都本部は、私どもの要求と提言を常に真摯に受け止めていただいていることに心から感謝を申し上げます。(中略)
 平和と庶民の生活を守る公明党が、ますます発展することを祈念申し上げます」
・1月14日付「公明新聞」「党大阪府本部(田端正広代表=衆院議員)の新春年賀会が13日午前、大阪市内で盛大に開かれた。(中略)同年賀会では太田房江・大阪府知事、関淳一・大阪市長、小池俊二・大坂商工会議所副会頭が公明党の活躍に期待を述べた」

 ※公明党東京都本部の新春賀詞交換会には、自民の安倍晋三幹事長や石原東京都知事、日本商工会議所の山口信夫会頭、連合の草野事務局長などが参加、公明党に媚びる姿勢を見せている。一般には石原知事や労働組合の連合は、公明党=創価学会と疎遠であるかのような誤解があるが、実は、石原知事も連合も公明党に極めて近い。特に、連合は、各種選挙に際して、民主党候補などに創価学会・公明党批判をしないよう要請するなど、その創価学会迎合の姿勢は際だっている。
 
●池田大作氏の動静
・1月21日付「聖教新聞」「名誉会長のエッセー集『人生は素晴らしい』 中央公論新社から1月26日発刊」
 「名誉会長と識者との語らいを収録した『人生は素晴らしい』が26日、中央公論新社から発売される。
 同社は、1868年(明治19年)の創業。日本の言論界をリードしてきた伝統ある出版社であり、名誉会長の著作が出版されるのは、初めてである」
・1月22日付「聖教新聞」「創立者 アメリカ創価大学ダナム副理事長(全米大学弁護士協会元理事)と語る」
 「アメリカ創価大学(SUA)創立者の池田SGI会長は21日午後、法律家で、教育者でもあるSUAのスティーブ・ダナム副理事長を八王子市の東京牧口記念会館に歓迎。アメリカの大学教育や本年4月に開設する創価大学の法科大学院への期待などをめぐり語り合った」
・1月23日付「聖教新聞」「創価大学創立者 試験勉強中の学生を激励」
 「創価大学創立者の池田大作名誉会長は22日、東京・八王子市の同大学中央図書館を訪れ、勉学・読書にいそしむ学生を励ました」

 ※本誌の平成15年9月1日号は、中央公論新社発行の月刊誌「中央公論」同年9月号が特集した「『政教分離』を柔軟に考える」を検証、批判する記事を特集した。衆院選挙を前に突然、掲載された創価学会・公明党の政教一体の関係や創価学会を母体とする公明党の政権参画を容認するかのごとき「中公」特集。なぜ、かくのごとき特集が掲載されたのかは、この日の「聖教新聞」の発表によって明らかとなった。
  1月8日に創価大学で学生とともに授業を受けた池田氏が、22日にも創価大学の図書館を訪れ、学生らを激励している。その前日には、アメリカ創価大学の副理事長と会談。「アメリカ創価大学から世界市民の連帯を」などと話している。本誌今号の「特報」に報じられているように、いま、創価大学は日米ともに訴訟に揺れている。池田氏の創価大学への肩入れは、こうした問題を糊塗するためのものであることは間違いない。

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