2003年9月15日号
信濃町探偵団―創価学会最新動向

●池田大作氏の動静
・8月31日付「聖教新聞」「池田名誉会長が出席 各部代表協議会」
 「各部代表の協議会が23日、長野研修道場で行われ、池田名誉会長、秋谷会長が、青木理事長、高柳婦人部長、三井婦人部書記長、迫本青年部長、杉山男子部長、井桁女子部長と出席した。席上、名誉会長は、大要、次のように語った。
 一、『立正安国論』こそ日蓮大聖人の仏法の魂である。全世界の平和のために、広宣流布の大道をいよいよ力強く前進してまいりたい。(中略)
 邪悪には断じて『ノー!』と叫び、正義を獅子吼することだ。勇気をもって、変わらない心で進むことである。
 仏法は勝負である。勝てば、歴史に光。広宣流布の威光勢力が増し、幸福の太陽が輝く。歴史を作った人は、永遠に、その歴史とともに栄光に包まれる。勝った人間は、子孫末代まで尊敬され、讃えられる。
 『戦うんだったら断じて勝て。負けるくらいなら戦うな』とは、戸田先生の遺言であった。戸田先生のもと、私は青年部だった。上の先輩もたくさんいた。しかし私は、だれよりも真剣に戦い、勝った。先生は、あえて私を偉くせずに、実践のなかで訓練してくださったのである。
 私は、勝利また勝利の結果を満天下に示した。だからこそ嫉妬の迫害の連続であった」
・9月1日付「聖教新聞」「創立者が東京富士美術館で観賞 写真展『戦争と子供たちそして9・11』」
 「8月30日には創立者の池田名誉会長が訪れ、戦争の悲劇、そして平和への祈りを永遠にとどめる傑作150点を、丹念に観賞した(写真)」
・9月5日付「聖教新聞」「池田名誉会長 中日友好協会の宋健会長一行を歓迎」
 「『中日友好協会の宋健会長一行が4日午後2時、東京・信濃町の聖教新聞本社を訪問。池田名誉会長、秋谷会長が、青年部の代表とともに熱烈歓迎した」

 ※長野、八王子、信濃町とスケジュールをこなす池田大作氏。特に9月4日には、中日友好協会の宋会長一行を聖教新聞社で歓迎、懇談。初めて部外者との長時間の懇談に応じていることから、どうやら池田氏の健康状態は4月末に倒れる以前と同程度まで回復したものと考えられる。
  ここで池田氏は「立正安国論」を持ち出し、「必勝」を厳命しているが、池田発言の意味するところは明白。来るべき衆議院総選挙に勝てということである。巨大な集票力が創価学会なかんずく池田氏の権力の源泉だとするならば、日中友好は池田氏の権威の源泉。池田氏が力を入れるのも当然といえようか。

●世界から143の名誉博士・名誉教授
・8月24日付「聖教新聞」「池田博士の人間主義こそ人類に不可欠 全世界の指導者よ博士に学べ 143の知性の勲章」「中国51大学から名誉教授」「31の大学・学術機関で講演」「ガンジー、キングの精神を体現した指導者」

 ※池田大作氏の入信56周年を記念して、入信記念日の8月24日付「聖教新聞」は、4面、5面を見開きにして、池田氏に対する世界各国の大学や研究機関からの名誉博士号、名誉教授号の一覧表を掲載するとともに、静岡大学教授・馬居政幸氏や神戸大学教授・高田至郎氏の讃辞を掲載している。そのタイトルは「文化と教育で『対立』を『協調』へ 平和創造への挑戦者の称号」(馬居氏)「人類の課題に取り組む象徴 授与は慎重な審議を経て決定」(高田氏)。

●冬柴公明党幹事長・日教組大会で挨拶
・8月26日付「公明新聞」「『愛国心』の扱い慎重に 日教組の定期大会であいさつ 冬柴幹事長」
 「公明党の冬柴鉄三幹事長は25日、都内で開かれた日本教職員組合(日教組=榊原長一委員長)の第91回定期大会に出席し、あいさつした。
 会合の冒頭、榊原委員長は、教育基本法見直しの動きについて、『与党の中で公明党が極めて慎重なこともあり、今通常国会での見直し案の上程は見送られた』と述べた。
 また、冬柴幹事長は『国を愛する心』を教育基本法に取り入れようという動きについて『郷土や民族に対する愛情は、人間であれば普遍的に備わっているものであり、そういうことがわざわざ学校の場で教えられることは不自然だ』と力説。愛国心を教育の目的にすることには賛成できないという姿勢を改めて強調した」

 ※「愛国心」を教育基本法の中に明記しようとの動きに反対している日教組の大会に出かけ、挨拶した冬柴公明党幹事長。公明党は池田大作創価学会名誉会長が教育基本法の改正に反対の意思を表明していることもあって、こうした教育基本法の改正と「愛国心」の明記に慎重な姿勢を見せている。そうした点を強調し日教組組合員に公明党に対する理解を広げようとしたのだろう。
   しかし、そもそも日教組といえば「日の丸・君が代」法案をはじめ、「通信傍受法(盗聴法)」や「個人情報保護法」「住民基本台帳法改正」など、公明党が積極的に押し進めてきた各種法案に反対してきた団体。イラク派兵にも反対の姿勢を見せている。その定期大会に公明党の代表が出席して挨拶し、その公明党の姿勢を教育基本法改正問題に限ってとはいえ、日教組委員長が評価しているとは意外な感がする。

●ローカルテレビ・地方紙の礼賛報道
・8月28日付「聖教新聞」「仙台 トインビー・池田大作展が反響」「6日間で2万人が来場 マスコミ各社が報道」「河北新報 二人の言葉は21世紀に鋭い問い掛け」
 「仙台市・東北文化会館での『「21世紀への対話」――トインビー・池田大作展』(主催=同展実行委員会、東北青年部)が反響を呼んでいる。
 東北の主要な地方紙『河北新報』(27日付)は『立場を超えて宇宙論から文明論まで縦横に語り合う2人の言葉は今も色あせていない。むしろ、21世紀を生きる私たちに「それでいいのか」と鋭く問い掛ける』と。『毎日新聞』『産経新聞』『大崎タイムス』『石巻かほく』『福島民報』『米沢新聞』の各紙も紹介。テレビ『東北放送』(23日)でも放映され、同市近郊のラジオ・ミニFM各局が紹介番組の放送を予定している」
・8月30日「聖教新聞」「名誉会長原作アニメ『二人の王子さま』 岩手朝日テレビで放映」
 「池田名誉会長原作の創作童話アニメ『二人の王子さま』(シナノ企画制作)が29日、岩手朝日テレビで放映された」
・8月31日付「聖教新聞」「『自然との対話』写真展 奈良テレビで特別番組」 
 「来月、奈良・香芝市で開催される『自然との対話――池田大作写真展』の特別番組が、30日午後10時30分から、奈良テレビ放送で放映された。番組では、池田名誉会長が撮影した作品三十数点を紹介。さわやかな音楽にのせて、写真にまつわるエッセーなどが朗読された」

 ※経営状態の厳しい地方紙、地方テレビ局の創価学会迎合姿勢は相変わらず。それにしても創価学会の東北文化会館内で開催された「トインビー・池田大作展」についての「河北新報」の論調はいただけない。このトインビー・池田大作対談なるものの実態がいかなるものであるかは、すでに多くの側近幹部の証言によって明らかになっている。すなわち対談はごく一部であり、あとは大作の代作グループの手による往復書簡によって構成されたものであり、およそ「対談集」などといえたものではないのである。
  しかもこの「トインビー・池田大作」対談集の版権更新のために日本に招かれ、池田氏と会談したトインビー博士の孫娘であるポーリー・トインビーさんは、自らがコラムを担当していたイギリスの高級紙「ガーディアン」に、池田氏の独裁者ぶりについての嫌悪感を露わにし、「祖父がもう少し若かったら池田氏に利用されることはなかった」旨、記述している。
 事実や真実を報道するジャーナリズムであれば、こうした事実を踏まえて「トインビー・池田大作展」を検証、取材し、記事にすべきである。ひたすら創価学会に迎合し、お追従記事を掲載するメディアに、ジャーナリズムを名乗る資格はない。

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