信濃町探偵団―創価学会最新動向 (5月1日号)

●統一地方選挙前半戦で公明党候補全員当選に欣喜雀躍する創価学会

・4月14日付「公明新聞」「公明、続々と激戦突破 道府議選 政令市議選」「『定数2』で勝利相次ぐ 底力発揮して初当選、議席奪還」
・4月14日付「聖教新聞」「道府議選 政令市議選 公明候補、相次ぎ激戦突破」「寸鉄」「偉大な団結の勝利万歳!『不可能を可能に』の底力を示した全同志に感謝!」
・4月15日付「公明新聞」「統一選前半 公明、完勝の全員当選」「道府県178、政令市146人 34万票以上の大幅な得票増 共産は地滑り的惨敗前回比69議席減」
・4月15日付「聖教新聞」「道府議選 政令市議選 公明党、324人が全員当選」「大幅な得票増 後半戦勝利へ大きな弾み」
・4月17日付「聖教新聞」「座談会21世紀の展望を語る」「地方選前半 公明党は『全員当選』『敢然勝利』「『宗教弾圧』の共産党は歴史的大惨敗」
 「原田(副理事長) 13日に投票が行われた統一地方選の前半戦で、我々が支援する公明党は大勝利だったな!
 佐藤(総合青年部長) 道府県議、政令市議をあわせて、全国で324人全員が当選!
 杉山(男子部長) 前回選挙と比べても、公認候補の当選が15議席も増えた。
 青木(副理事長) しかも、148の道府県会選挙区のうち73選挙区、117の政令市会選挙区のうち44選挙区で『過去最高得票』という前代未聞の記録を、堂々と打ち立てた。一点の曇りもない、見事な完全勝利だ。
 原田 日顕も山崎も、その他の悪党どもも、みなビックリだろうな(笑い)。
 青木 今ごろ焼きもちで真っ黒焦げになっているだろうよ(爆笑)」

 ※四月十三日に投開票が行われた統一地方選挙前半の道府県議選、政令市議選において公明党は、候補者三二四人の全員当選を果たした。道府県議選・政令市議選での全員当選は八年前の平成七年以来。また、得票数も前回比三四万票増と大幅な伸びを見せた。
  この結果を受けて公明党は、神崎武法代表が十四日未明の記者会見において「連立3年半の実績が有権者の評価をいただいた」と述べるとともに、「党声明」においても、「政党の力量が試される道府県議選・政令市議選において全員当選を勝ち取ることができたのは、庶民の目線で政策を実現してきた政権与党としてのわが党の実績と、地方政治改革に対する政策ビジョンに対して、有権者の皆さまの厚い信頼が寄せられた結果であると確信します」と、連立政権参画以来の姿勢が評価されたものとアピール。
  その上で、神崎代表は、今回の統一地方選挙は次期衆院選、明夏の参議院選の前哨戦であり、三段跳びのホップ、ステップ、ジャンプのホップに当たると発言。心を引き締めて統一地方選後半戦、次期衆院選、参院選に臨むと、その決意を明らかにした。
  また、同時に行われた一〇の都道県知事選でも公明党が支持ならびに推薦した五人の候補が当選したことを強調している。
  今回の統一地方選挙は、投票率が軒並み低迷したことに象徴されるように、イラク戦争や経済不況、北朝鮮問題など、山積する難題の影に隠れてしまったこともあって、有権者の関心が薄く、結果として創価学会の組織選挙に支えられた公明党に有利に作用したとみることが可能。だが、それにしても「定数二」での議席獲得をはじめ失った議席の奪還、大幅な得票増と、公明党の勢力伸張は著しい。
  四月十五日付「公明新聞」には、得票増や議席奪還等を果たした選挙区等が、具体的に掲載されている。それによると次のような地域で、大幅な得票増や議席増、議席奪還、初挑戦での議席獲得、二人区での議席獲得が果たされていることが分かる。
  まずは得票増を果たした選挙区。道府県議選で、前回と比較可能な選挙区一三三選挙区のうち、公明党候補が得票増を果たしたのは一〇八選挙区(八一・二%)。このうち新潟市では前回比八二・六%増、神奈川県相模原市は四八・七%増、千葉市中央区は四一・三%増、埼玉県川口市では四一・二%増などとなっている。同様に政令市議選でも前回と比較可能な一〇三選挙区のうち八三・五%にあたる八六選挙区で得票増となっており、特に名古屋市中区では前回比四六・四%増、川崎市麻生区では三七・一%の得票増を記録している。
  次に議席増を果たしたのは、道府県議会では北海道が五から六、宮城県が二から三、千葉県が六から七、新潟県が一から二、神奈川県が九から一一、静岡県が六から七、大阪府が二二から二三、兵庫県が一一から一二、和歌山県が三から四、山口県が三から四、福岡県が一〇から一一、大分県が二から三、鹿児島県が二から三となっている。政令市議選では川崎市が一二から一四、名古屋市が一三から一四、福岡市が一一から一二。
  また前回失った議席を奪還したのは、札幌市白石区、神戸市兵庫区。同様に以前失った議席を回復したのは、神奈川県平塚市、大阪府和泉市、山口県防府市・佐波郡、山口県徳山市・都濃郡、福岡市中央区、別府市など。政令市議選では大阪市大正区で議席奪還を果たしている。
  初挑戦で議席を獲得したのは仙台市宮城野区と静岡県富士市。
  そして定数二で議席を獲得したのは、埼玉県の新座市、さいたま市北区。神奈川県の川崎市幸区。大阪府の大阪市西成区、住吉区、東住吉区、東淀川区、淀川区、守口市、門真市、大東市、松原市、和泉市、岸和田市。兵庫県の神戸市兵庫区、長田区。福岡県の北九州市門司区。政令市議選では横浜市西区で二人区の壁を突破している。
  選挙結果からは、国民、有権者が統一地方選挙に無関心である中、創価学会・公明党は組織あげての熾烈な選挙戦を展開したことが窺える。
  それにしても従来、議席を獲得できなかった選挙区や、議席を失った選挙区、さらには定数が二となり、公明党にとって当選する条件が厳しくなっている選挙区で議席を獲得している事実は、創価学会・公明党の集票力が飛躍的に高まっていることを物語っている。
  そのなかでも新潟市での得票増は実に八二・六%で前回一万八〇三九票だった得票がなんと三万二九四一票へと一万四九〇二票も増えている。新潟市は前回選挙後、黒埼町を編入しているがそれにしても驚くばかりの増加率である。
  同様に四〇%以上の増加率を示した相模原市、千葉市中央区、川口市でも、相模原市が二万九一八一票から四万三三九五票へと一万四二一四票増、千葉市中央区が一万二一五一票から一万七一六八票と五〇一七票増、川口市が二万七六三九票から三万九〇三二票へと一万一三九三票の大幅な得票増を示している。
  全国紙等の政治部記者や政治アナリスト等の分析によれば、こうした得票の大幅増の背景には、本誌がたびたび指摘しているような政界に対する「票縛り」、経済界・マスコミ界に対する「金縛り」の結果、招来された、
  @衆議院選挙や参議院選挙での自民党支援とのバーター
  A取引企業等の支援
  B有権者の学会アレルギーの低下
  などがあると指摘されている。
  平成十二年衆院選の小選挙区や平成十三年参院選の選挙区において、公明党は自らの候補が立たない選挙区で多くの自民党候補を支持。大量の学会員票が自民党に投じられた。選挙にお返しはつきものであり、週刊誌には自民党関係者が、自民党の代議士等の個人後援会の名簿を公明党・創価学会側が提供するよう求めてきた事実を認める報道もある。
  また、創価学会・公明党がゼネコンや銀行、生保など取引企業に対して名簿を提出するよう強要している事実も、過去、週刊誌や「赤旗」などで幾度か報じられている。
  さらには莫大な印刷費、広告費等によって全国紙・地方紙、テレビ、ラジオ等が創価学会の膝下に屈する一方、名誉毀損での提訴など、批判報道に対する圧力の結果、創価学会についての正確な情報が減少していることにより、一般有権者の創価学会に対する警戒心が薄れていることも否定できない。
  本誌の昨年十二月一日号では、創価学会の地域部が、自治会や商店街、PTAなどの地域自治組織の役員や福祉関係団体等の要衝を占め、学会理解=公明支持層の拡大をはかるよう指示する内部文書を出していたことを報じているが、この一事にも象徴されるように、創価学会は日常的に「常在戦場」の心構えで、選挙必勝のための構造的な戦略・戦術を組み立てている。
  その結果が、今回の統一地方選挙における全員当選、議席・得票の伸張という結果に結び付いていると言えよう。しかも、一見、地味な統一地方選挙だが、神崎代表や「党声明」が触れているように、統一地方選挙は、「政党の力量が試される」選挙であり、地方議会における自・公連立体制が、国政における自・公連立体制の呼び水となった事実が示すように、統一地方選挙の結果獲得した地方議会での議席は、創価学会の政界に対する影響力の基盤なのである。
  しかも今回の一〇の都道県知事選挙では半数の五知事が公明党の支持ならびに推薦を受けて当選した。特に、九人の候補が乱立し、元北海道通産局長の高橋はるみ氏(自民・保守新党推薦)と民主党の代議士だった鉢路吉雄氏(民主・自由・社民推薦)との激戦となった北海道知事選では、当初、自主投票と決めていた公明党が、告示後の四月七日になって突然、高橋氏の支持を決定。三〇万票ある北海道創価学会の基礎票の六〇%にあたる二〇万票程度が高橋氏に投じられた結果、高橋氏は鉢路氏を六万票差で破り当選している。
  北海道知事選について報じた「週刊新潮」記事には、日大法学部の岩井泰信教授の次のようなコメントが掲載されている。
 「昨年10月末の衆参統一補選で、青木幹雄・参院幹事長が、怩アんなに自民党組織が崩れるとは思わなかった揩ニ愕然としたそうです。つまり、自民党を支える農業と建設業界の票は、全くあてにならないということ。その一方で、公明党は右向け右で確実に票を出す。連立政権の中では、益々、その値段が高くなっている」(「週刊新潮」四月二十四日号)
  創価学会なかんずく池田氏が日本の動向を決めるという「日本の柱」体制の構築と強化を狙う創価学会の、政界に対する影響力が拡大していることを、今回の統一地方選挙前半戦の結果は、あらためて示したと言える。
  宗教者や宗教団体をはじめとする国民一般、有権者がこのまま創価学会・公明党の動向や政治に無関心でいれば、創価学会の政界支配は着実に進み、信教の自由や言論の自由を含む日本の自由と民主主義は危殆に瀕することは間違いない。

●統一地方選後半戦に向けて檄

・4月15日付「聖教新聞」「寸鉄」「文京区よ、中央区よ、断じて勝利を!本陣東京から完勝の愉快な歴史を!」「志賀の長浜よ、彦根よ、圧倒的な大勝利で飾れ!21世紀の常勝王と輝け」
・4月16日付「聖教新聞」「寸鉄」「第2総東京の昭島、国立、清瀬、全国の同志が大勝利を祈り、待っている!」「福岡の柳川、大川、頑張れ。1千万の先駆。大九州が正義の勝利の号砲を!」
・4月17日付「聖教新聞」「寸鉄」「東京の港、世田谷、断じて負けるな!大都会に、人間愛のスクラム築け!」
 「富山市、高岡市、金沢市、圧勝を祈る!民衆の不滅の幸福王国を勝ち開け!」
・4月18日付「聖教新聞」「寸鉄」「東京の渋谷、新宿よ、本陣から創価の大勝鬨を!世界の同志が待っている!」「岐阜の高山、大垣の友、偉大なる完勝を祈る!勇気で栄光の一番星と輝け!」
・4月20日付「聖教新聞」「寸鉄」「大阪の貝塚、池田、圧勝を祈る。『これが庶民の底力や!』攻めまくれ」「新潟の三条、柏崎、糸魚川よ、豪快に勝て!日本海の怒濤の如く進撃を」
 「随筆 新・人間革命」「我が青春の舞台・文京」
・4月21日付「聖教新聞」「寸鉄」「大兵庫が勝てば世界が勝つ!芦屋、加西の友よ、カンサイ魂の炎となれ!」「秋田市、福島市の同志よ、列島中が大勝利を待つ。正義の大城を断固築け!」

 ※「寸鉄」は池田大作名誉会長が手を入れることで知られる「聖教新聞」の名物コラム。そこで「勝て、勝て」と全国各地の激戦区に檄が飛んでいる。統一地方選挙前半の道府県議選を前にしての「寸鉄」にもやはり激戦区の名前を挙げての檄が飛んでいた。
  また、これ以外にも池田氏による「随筆 新・人間革命」でも、「寸鉄」に名前のあがっている文京や滋賀が取り上げられ、「断じて勝つのだ」などとムチが入れられている。
  さらにはやはり「聖教新聞」一面に掲載される池田氏のコラム「わが友に贈る」では、
 「戦いは 始めたからには 絶対に勝つことだ!」とか「戦いの勢いは 幹部の動きで決まる 徹して最前線へ」などの指示が飛んでいる。「永遠の指導者」にここまで言われた地域組織に「敗北」は許されない。
  そして今回の統一地方選挙が終われば、次は衆院選。政権の帰趨を左右する最重要選挙だけに学会員にはさらに激しいムチが飛ばされることは間違いない。さらに明年夏は参議院選挙が控えている。学会員は馬車馬のように選挙に駆り立てられ、それが正しい宗教運動、人生だと思いこまされ人生を費消するのである。
  創価学会は建前では学会員の政党支持の自由を認めているが、いったいどこに学会員の政党支持の自由、投票行動の自由があるというのだろうか。

●文部科学省の衛星通信ネットワークに創価大学の公開講座&「新・人間革命」ラジオ放送

・4月18日付「聖教新聞」「文部科学省の衛星通信による公開講座 来月創価大学の講座を放送 生涯学習の一環 全国の公民館などで受講可能」 
 「創価大学の公開講座が来月、衛星を利用した文部科学省の教育情報通信ネットワーク『エル・ネット』を通じて放送される。これは、公共施設で全国の国公私立大学の公開講座を無料で受講できる市民講座エル・ネット『オープンカレッジ』の一環。地域の公民館や図書館など、受信設備を持つ全国の各会場で講座が配信・放送される」

 ※文部科学省の衛星通信ネットワークに創価大学の講座が載り、放送・配信されるのだという。今回、放送される講座は、すでに昨年十一月に「21世紀と『心』の教育」と題して配信された三講座の再放送だとのこと。「聖教新聞」では、こうした文部科学省の衛星通信講座に創価大学の講座が載ることをもって「市民に大きく開かれている大学」だとアピールしている。

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