信濃町探偵団

●ついに始まった? 矢野絢也元公明党委員長批判

・2月11日付「聖教新聞」「座談会 21世紀の展望を語る32」「常勝関西が模範の大発展 関西池田記念会館、兵庫戸田平和会館を建設」「不知恩の議員は絶対に許すな!!」
 「佐藤(総合青年部長) ところが公明党の矢野元委員長が、以前、この戸田記念会館について、おかしなことを雑誌に書いた。
 西口(総関西長) 本人は、その後、私が問い質したところ、『自分の本意でなかったのですが間違いです。申し訳ありませんでした』とお詫びしたが、……学会はいわれなき中傷を受けて大変な迷惑を受けた。
 森田(理事長) あの雑誌の件は、よく覚えている。『名誉会長の自宅』などと書いていた。
 佐藤 バカバカしい(笑い)。あんな話は誰も信用しないが、みんなが激怒した!
 大西(副会長) 私も直接、『会館と知っているくせに、とんでもない』と厳しく言ったんです。
 佐藤 当時、彼は何を考えているんだか、何をやっているんだか、分からない。そういう声も多かったな。(中略)
 佐藤 おっちょこちょいなんだ、彼は(笑い)。口が軽いし、マッチポンプなんだという声もあったな。それに、有名な明電工騒動があった。(中略)
 秋谷(会長) さっきも話に出たが、この一件については、西口さんが直接、会って問い質した。彼は『申し訳なかった』と深く陳謝した。明確に謝罪文も書いた。
 西口 その通りです。
 佐藤 これだけ学会に迷惑をかけたんだ。当然だ!
 秋谷 ともあれ、議員は『支持者あっての議員』だ。支持者が懸命に支援してくれたおかげで、議員になれたんじゃないか。ご恩返しするのが当然だ。
 青木(副理事長) その通りだ。支持者のお陰、学会のお陰で偉くなったくせに、竹入みたいに、威張りくさってウソ八百を書いたり、金をもらったりして、学会に迷惑をかける。そんな連中は、公明党から叩き出してもらいたい」

 ※元公明党委員長矢野絢也氏は、委員長・衆議院議員を退いた後の平成五年十月号の月刊誌「文藝春秋」に「政界仕掛け人極秘メモ全公開」と題する回顧録を発表した。詳細な記録メモに基づいたこの回顧録は、政界の裏表の動き、創価学会と公明党の関係などが克明に綴られており、文藝春秋読者賞を受賞するなど評判を呼んだ。
  同記事の中で矢野氏は、「やはり私たちはとかく政教一致というご批判をいただいているが、確かに状況をみてみると、そう言われても致し方ない面はある」などと記し、竹入委員長、矢野書記長といえども学会本部からは「もの」扱いされていたことなどを記していた。
  また、矢野氏は文中で芦屋市にある関西戸田記念会館を「芦屋の池田先生の自宅」と記載、創価学会の会館等の中に池田氏の専用施設があることを間接的に裏付けたのだった。
  今回、創価学会は十年前に書かれたこの矢野回顧録の中の、政教一致部分ではなく、この池田専用施設に関する部分に激しい反発を示しているのである。
  それにしても十年前の回顧録に記載されたことを、今頃になってあげつらい激しい批判を浴びせかける。その執念深さには驚かされるばかりだが、興味深いのは、創価学会内部の優先順位としては、政教一致をばらされるよりも、池田専用施設をばらされることの方が重要だという点である。
  また、創価学会と矢野氏の関係は、双方がミサイルを向けあうことでの均衡状態と思われていたが、公明党が政権与党に入り、いまや小泉首相が池田氏を礼賛、政府・与党幹部が創価学会にすり寄る状況の中で、その力関係に変化が生じていることが推測できる。
  それにしても創価学会・公明党にとって大功労者であるはずの矢野氏を、四十そこそこの青年部幹部が悪し様に罵る。冷酷なものである。これで公明党は竹入初代、矢野二代の委員長が、ともに創価学会から非難されることになったわけだが、「謝罪」したという矢野氏が、今後、どのような対応を見せるかが注目される。
  いずれにせよ竹入・矢野の両元委員長をスケープゴートにして、創価学会は公明党を池田氏に絶対服従を誓う真の創価学会政治部にすべく締め付けを強めている。

●共産党を激しく非難

・2月16日付「聖教新聞」「座談会 21世紀の展望を語る36」「共産党は天下に謝罪せよ」
 「佐藤(総合青年部長) ところで、このデマ騒動については、もう一つ、日顕宗と同じように、狂ったように騒ぎ立てた連中がいたっけな。
 迫本(青年部長)そうだ。あの共産党だ。
 青木(副理事長) へえーっ。いつから共産党は日顕宗の『手先』『宣伝部隊』に成り下がったんだ?(爆笑)」
 「青木 当たり前だ! いくら追い詰められ、落ちぶれ果てたからといって、他党の支持団体をデマで中傷する政党が、どこにある?
 秋谷(会長) まったくだ。票のためなら、平然とデマを流す。平然と宗教を弾圧する。そんな卑劣、陰湿、陰険の政党だから、票がとれない(笑い)。
 森田 しかも、そのデマは、その後、真っ赤なウソとして裁判所から断罪されたんじゃないか。どうして共産党は学会に謝罪しないんだ?」
 「青木 ともかく裁判所から“日顕一派の言い分は、事実無根のデマ”と明確に認定されたんだ。共産党はデマ記事で中傷した学会に対し、誠心誠意、謝罪すべきだ。いな、天下に謝罪すべきだ。
 佐藤 だいたい共産党は機関紙の1面トップで、日顕宗のデマを報じたんだろう。だったら、『日顕側の全面敗訴』も、同じく1面トップで報道しろ!
 森田 いやいや『こんなデマで宗教弾圧をしてしまった。本当に申し訳ありません』『票欲しさで支持団体を攻撃したのは間違いでした』と謝罪すべきだ。
 秋谷 それが当然の道理というものだ。公党はおろか、『人間として』の当たり前の礼儀だ。常識だ。民主主義社会の最低限のルールだ」

 ※創価学会が日蓮正宗宗門と阿部日顕日蓮正宗法主を相手取って提訴していた名誉毀損に基づく損害賠償等請求訴訟で、二月十二日に東京高等裁判所が日蓮正宗側に四〇〇万円の支払いを命じる判決を出したことを受けての共産党攻撃を創価学会が展開している。
  座談会では、各種選挙で共産党が苦戦していることを槍玉にあげて侮蔑するとともに、かつて機関紙「赤旗」で、創価学会がアメリカ連邦捜査局(FBI)のコンピューターの犯罪記録に、阿部日顕日蓮正宗法主についての虚偽の情報を埋め込んだ疑惑があると報じたことについて、東京高裁がこの疑惑について言及した日蓮正宗に損害賠償の支払いを命じたのだから、共産党も学会や天下に謝罪しろと強調している。
  かつて創価学会は共産党の宮本顕治委員長宅盗聴事件を起こしたが、この事件は東京地裁、東京高裁で、北条会長の承認のもと創価学会が組織的に行った犯罪であると認定され、北条氏の遺族ら学会側に対して宮本氏へ一〇〇万円の損害賠償を支払うよう命じる判決が出され、確定している。機関紙での間接的な報道ではなく、共産党委員長に対する創価学会の組織的犯罪である盗聴事件について、創価学会は今日にいたるも一言も謝罪を行っていない。「人間としてのあたり前の礼儀」「常識」を弁えていないのはどちらなのだろうか。

●SGIは平和団体?

・2月11日付「聖教新聞」「第25回本部幹部会での池田名誉会長スピーチ」「戦争や悲惨をなくしたい!SGIは今の世界になくてはならない存在」
 「現在、私が対談を進めている、ロシアの宇宙飛行士セレブロフ博士は言われている。
 『創価学会は今の世界にとって、なくてはならない存在だと思います。わたしは、創価学会とSGIの未来に大いに期待します。その運動を支える人々は、高貴な人生を生きる方々です。そのような人々が、地球上に、もっともっと多くなっていくことを、私は願っています。そうすれば、戦争もなくなり、世界の悲惨な出来事も、もっと少なくなることでしょう』
 広宣流布は、人類の精神を最高峰に向かって向上させゆく、果てしなき高貴な挑戦である。これほど、永遠にわたる大偉業の人生はない」

 ※アメリカによるイラクに対する武力行使の強硬姿勢に対し、世界中で反戦のうねりが高まり、フランス・ドイツも武力行使に強く反対している。だが、眼前に戦争の危機が高まっているにもかかわらず、「偉大な平和の指導者」を自認する池田氏は、本部幹部会の席上、同問題に言及することはなく、むしろ一月二十六日に発表した「SGIの日記念提言」では軍事力を容認している。ただ、創価学会の外郭出版社である潮出版社から発刊されている月刊誌「潮」誌上で対談しているロシアの宇宙飛行士が、SGIと創価学会を評価している言を引いて、あたかもSGIと創価学会の存在が世界平和を招来するかのように話している。
  池田氏ならびに創価学会の唱える平和主義とはこのようなものなのである。

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