2003年10月15日号
信濃町探偵団―創価学会最新動向

●統一外での連続勝利を誇示
・9月23日付「聖教新聞」「座談会 21世紀の展望を語る」「統一外地方選でも90カ月連続勝利」 
 「原田(副理事長) 公明党が今月の地方選でも、また大勝利したな。
 正木(総東京長) 21日に行われた統一外地方選挙で、5市5町の32候補が全員当選。どこも大幅に得票を伸ばしての完全勝利だ。
 青木(理事長) すごいな。
 杉山(男子部長) 市議選では山形の天童市、千葉の君津市、長野市、静岡の伊東市、東大阪市。町議選では、福島の三春町、千葉の山武町、岐阜の北方町、兵庫の夢前町、稲美町で、堂々の『完勝』だ。
 原田 特に、東大阪市の戦いは素晴らしかった。前回より4313票も上乗せし、過去最高の得票だった。議席も12議席から14議席に増えた。
 秋谷(会長)立派だ。本当に関西は、すごい!
 正木 反対に、あの共産党は、相変わらず『惨敗に次ぐ惨敗』だ。東大阪では12議席から5議席に大激減。7議席も減らした。
 原田 選挙前の半分以下になっちゃったのか(笑い)。
 青木 恐ろしいほどの負けっぷりだな(爆笑)。
 杉山 朝日新聞にも『自民、公明の候補が上位を占める一方、前回12人が当選した共産は大きく議席を減らした』と大々的に報じられていた。
 正木 共産党は得票でも、一挙に約14000票も減らした。
 青木 しかし、この減り方は、尋常じゃないな。
 原田 このペースで行くと、次回の選挙では議席がなくなるんじゃないか(爆笑)。―中略―
 正木 千葉の君津市も、定数4減のなか、公明党は1割以上も増やして過去最高得票で全員当選だ。
 杉山 一方の共産党は、現有の2議席を失って、議席が0になった(大笑い)。
 青木 『君津市に共産党は必要ない』と、有権者が厳然と審判を下したわけだ(大笑い)。
 原田 福島の三春町も共産党は負けて議席が0になった。
 秋谷(会長) もはや完全に末期症状だ(爆笑)。
 正木 公明党は地方選挙で90カ月も連続勝利したことになる。結党以来の記録を、どんどん更新している」
・10月2日付「聖教新聞」「座談会 21世紀の展望を語る」「5日の地方選挙でも完全勝利を」
 「山本 我々が支援する公明党は、統一外地方選挙で『勝利また勝利』の大前進だ。
 西口 実に『91カ月連続』の完勝だ。まさに破竹の勢いだ。今月5日に投票が行われる選挙でも、断固として、大勝利を勝ち取ってもらいたい。
 青木 この日は、山梨県の韮崎市、愛知県の小牧市、滋賀県の守山市で市議選がある。
 杉山 それに嵐山町(埼玉)、愛川町(神奈川)、敷島町(山梨)、玉穂町(同)、三潴町(福岡)でも、それぞれ町議選の投票がある。
 高柳 全国の支持者が期待しています。どの地域でも議員と家族が先頭に立って、見事に勝ってもらいたいですね」

 ※91カ月といえば約8年。8年もの長きにわたって各種の地方選挙で全員当選を続けていることを自慢する創価学会首脳。この一事からも創価学会が宗教団体というよりも宗教に名を借りた特異な政治集団であることが分かる。そして創価学会が共産党を徹底して嫌っていることも、この首脳座談会から読み取ることができる。

●獲得目標議席は34
・10月2日付「公明新聞」「「記者会見で神崎代表」
 「【連立政権参加4年】10月で連立政権に参画して4年になる。振り返ってみると、与党3党の結束が、一番安定した(連立政権の)結束だということを痛感する。国民の価値観が多様化し、さまざまな国民のニーズもある中で、公明党が連立政権に入ることによって、自民党では気が付かない点、見落としがちな点、特に生活者の視点に立った政策提言をさまざまな分野で行うことができた」
 「【衆院選の獲得目標】まだ公明党として獲得議席の目標を決めたわけではないが、『10小選挙区の完全勝利』と『比例区で現有24議席を上回る議席の獲得』を目標にしたいと考えている。与党3党では、政権を争う選挙であり、最低でも『安定多数』(252議席)を確保できるよう全力を尽くしたい」

 ※来る衆院総選挙での獲得目標議席を、現有の31議席を上回る34議席においていることを明らかにするとともに、自・公体制を維持するために全力を尽くすことを表明した神崎代表。そのためには自民党と密接に連携して候補者調整、選挙協力を行う必要がある。
  先頃、「週刊現代」のインタビューに登場した島村宜伸元文部大臣は、前回総選挙に際して、公明党から個人後援会の名簿の提出を求められ、これを断ったところ、対立候補を支援され敗北した旨、語っているが、今回も公明党は、自民党議員に対して個人後援会の名簿の提出を求めているようだ。また、小選挙区で公明党候補が立候補している選挙区では、公明党候補の当選にどの程度尽力したのかを勤務評定する予定とも伝えられる。

 
●結局、創価学会・公明党の思惑通り
・10月4日付「公明新聞」「次期衆院選 自民、公明統一候補に太田(東京12区)、たばた(大阪3区)氏」「小泉首相、神崎代表出席し『確認書』交換」
 「次期衆院選小選挙区の与党候補者調整で、自民・公明両党は3日、東京12区と大阪3区に関する確認書を交わし、公明党の太田あきひろ幹事長代行(東京12区)と、たばた正広(大阪3区)を、両党の統一候補とすることで合意した」
 「@東京12区において八代氏と自民党は公明党の太田氏を、大阪3区において柳本氏と自民党は公明党のたばた氏を、連立の信義に基づき、誠意をもって推薦し、その当選に向けて全力で支援するA公明党は、自民党との間で、東京、大阪の小選挙区の自民党公認候補者について推薦者を協議、決定し、その当選に向けて全力で支援する」

 ※公明党候補と自民党候補がともに立候補する意志を示していたため、候補者調整がなされていた衆院小選挙区東京12区と大阪3区が、ともに公明党候補の擁立で決着した。
  今回の衆院選で創価学会は、学会本部のある東京でなにがなんでも小選挙区の議席を獲得したい。そのため創価学会の男子部長・青年部長を歴任し、次期公明党代表の呼び声も高い太田昭宏幹事長代行を、中選挙区時代に当選した縁があり、学会員の比較的多い北区と足立区の一部を選挙区とする東京12区から擁立した。
  これに対して自民党の八代英太元郵政大臣は、小選挙区からの立候補にこだわり、最後まで調整が続いていたが、ここにきて太田氏が立候補し八代氏は自民党の比例の上位にまわることで決着を見た。
  ところで八代氏は最後まで小選挙区にこだわる姿勢を見せていたが率直に言って茶番である。
  というのも八代氏は自民党と創価学会が全面支援した新進党がぶつかった平成8年の総選挙に際して、東京12区から立候補した創価学会芸術部の幹部である沢たまき氏と壮絶な選挙戦を行い、激しい創価学会批判の結果、1200票差で逃げ切ったが、その後はなんのことはない自・公連立に反対することもなく、あっさりと郵政大臣のポストを手中におさめた。
  そんな人物が公明党相手に突っ張る訳もない。小選挙区にこだわったのは、後援会に対するポーズと、自身が自民党の東京都連の会長を務めることから、東京から立候補する他の自民党候補のために、創価学会・公明党の支援を受けるために泣く泣く降りたとの格好をつけ、恩を売ろうとしたからであろう。
  10月4日現在、自民党と公明党の間で候補者調整が済んでいないのは、沖縄1区だけとなったが、9月末には創価学会の秋谷会長が沖縄入りした。おそらくその際に、なんらかの話し合いがなされたのではないか。
  それにしても公明党と自民党との合意確認文書を見ると、「公明党は、自民党との間で、東京、大阪の小選挙区の自民党公認候補者について推薦者を協議、決定し、その当選に向けて全力で支援する」とあり、自民党公認候補全員を推薦するわけではないことが分かる。おそらく宗教法人法の改正に尽力し、創価学会から蛇蝎の如く嫌われた島村氏や、反創価学会・公明党のスタンスを明らかにしてきた平沢勝栄氏などは、推薦対象からはずされるのだろう。創価学会の言う「人物本位」が、ここで適用されるわけである。